
小さな池の、小さな金魚の、小さな恋物語。
小さな池の中。小さな金魚がためいきひとつ。 池いちばんの人気者、鯉のカープへのかなわぬ恋心を抱く金魚のリトルレッド。 ある日、あくび中のカープの口の中へとびこんで……。
わかったことはひとつだけ。 やっぱりいっしょがいいっていうこと。

かわいい表紙を見て思わず手に取りました。登場するキャラクターは全部魚です。ガッダム池という小さな世界で魚達はみんなそれぞれの仕事を一生懸命しています。金魚や鯉、それに出目金などが織りなす恋の物語は切なく、今までに読んだことのないようなストーリー展開にハラハラし続けます。そして読み終えた後、何だかじわっと涙が出てきてしまいます。魚達が何だか自分のことのように思えて来るのです。内容はちょっとシリアスな恋のお話ですが、絵がとってもかわいく分かりやすいので、小学生以上であれば十分おもしろいと思います。ぜひ親子で読んでみて下さい。
(出版社によると、対象年令は小学3年生からとなっていました。) (sotamamaさん 30代・ママ 男の子2歳)
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