月が欲しい王様の願いを叶えようと、少年は母親から3つのふしぎな方法を聞いて、月をとりにでかけます。ミクロネシアの民話を描いた一枚の絵から誕生しました。
絵を見ていると、本当に熱帯の空気があたりにたちこめそうな、そんな本です。
お話自体は、どこの国の昔話にもありそうな、賢くて勇気のある若者が難題をクリアして幸せになる、という内容なのですが・・・。
なんと言っても、絵が南国モード(!)。
この本を開くと、私と娘のまわりで、濃い緑の木々が囲み、色鮮やかなハイビスカスが咲き乱れ、カラフルな鳥たちが歌い、島の太鼓がドコドコと聞こえてきます。
実際にサイパンで活動していた作者ならではの本だと思います。
いつか家族みんなで南の島に遊びに行けたらいいね、と日本の月を見上げながら娘と話しています。 (シーラさん 30代・ママ 女の子4歳)
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