
今からちょうど十年前、東日本をおそった大地震。東京にある上野動物園の動物たちの当日の様子をつづった園長さんのエッセイから生まれた絵本です。そのとき、パンダは、ゴリラは、ハシビロコウは――。飼育員さんたちは夜通し、動物たちの様子を見守ります……。電車も止まった翌朝、動物園はいつも通りに開園しました。

動物園の絵本というだけで、こちらの絵本を読んでみましたが、読み終えると、震災の怖さを感じました。
動物園の動物たちはきちんと管理されてはいますが、万が一、町に放たれてしまったらとか、震災後の飼育員さんたちの対応とか、いろんなことを考えさせられました。
動物園は楽しいところですが、楽しいだけではなく、動物たちの命を預かる場所なんだなぁと、改めて実感しました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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