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出版社エディターズブログ

2023.03.20

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季節ごとの小さな楽しみが見つかる絵本「いぬのにっちゃんシリーズ」のこと〈秋草愛さんインタビュー〉 (パイ インターナショナル)

昨年発売した『いぬのにっちゃん あきとふゆ』の続編、『いぬのにっちゃん はるとなつ』が発売となりました。にっちゃんやねずみくんと一緒に身近な自然の観察ができるこちらのシリーズは、植物や生き物の豆知識が満載で図鑑のように楽しめます。

そこで今回『いぬのにっちゃん はるとなつ』の発売を記念して、作者の秋草愛さんにお話を伺いました!

小さな楽しみをそのまま絵本に

ーー「いぬのにっちゃんシリーズ」はどんなことがきっかけで生まれたのでしょうか?

自身の引越しを機に川や丘陵地、広い公園などが近くなり、以前から好きだった野鳥を探す散歩をすることが多くなりました。

鳥見のついでに小さな花や葉っぱ、虫なども観察するようになり、1週間違うだけでも季節が確実に移りゆくのを肌で感じ、季節ごとの楽しみも前よりずっと増えました。

その小さな楽しみをそのまま絵本にしてみたいと思いました。

資料より「ナヨクサフシ゛か゛咲く5月の河原」

ーーいぬのにっちゃんにモデルはいますか?

はい。私が13歳ぐらいの時から家にいた、しばいぬです。

『いぬのにっちゃん はるとなつ』より

ーーにっちゃん以外に、ねずみくん、くろちゃんと愛らしいキャラクターが登場しますが、どういった背景で生まれたのでしょうか?

私が子供の頃一番最初に飼った哺乳類がハムスターだったからでしょうか、ああいうチョロチョロしたちっちゃいねずみの類いにはずっと愛着がありました。言葉は通じないけれど友達のような。

にっちゃんはひとりで楽しむときもあるのですが、小さい友達がなぜかチョロチョロついてきて、いつも隣でハナをヒクヒクさせていたらもっと楽しいなあと思い登場させました。

そして、普段少し遠くに暮らしていて、1年に一度か二度ぐらい会うお友達もいたらいいなと思い、誰にしようか考えていたところ、くろちゃんのことを思い出しました。くろちゃんは知り合いの方の飼っている黒柴で、立体を作らせてもらったことがありました。かわいくて愛着がわいたのでにっちゃんのお友達になってもらいました。

『いぬのにっちゃん はるとなつ』より

続きはこちらからご覧ください

  • いぬのにっちゃん はるとなつ

    出版社からの内容紹介

    身近な自然を楽しむ絵本

    花が咲きみだれ、たくさんの生き物たちがいきいきと活動する春から夏の季節には、自然のドラマがいっぱい! いぬのにっちゃんやねずみくんと一緒に、身近な自然を思いきり楽しもう! 巻末に、植物や生き物の豆知識を解説した図鑑さくいん付き。おもしろい自然の知識がいっぱいの自然観察絵本です。

  • いぬのにっちゃん あきとふゆ

    出版社からの内容紹介

    身近な自然を楽しむ絵本
    さまざまに色づく秋の葉っぱ、草花がすっかり枯れ果てた冬の河原にひっそりと息づく、小さな生き物たち。秋から冬へと少しずつ変化していく季節の中で、どんな植物や生き物に出会えるかな? いぬのにっちゃんやねずみ君と一緒に身近な自然を探してみよう。巻末に、植物や生き物の豆知識を解説した図鑑さくいん付き。おもしろい自然の知識がいっぱいの自然観察絵本です。

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