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【今日の1冊】 365日おすすめ絵本 (3〜4月)

絵本ナビ編集部

2016/04/13

【今日の1冊】4月13日 「自分の好きな町をつくるって、すごく楽しい!」

【今日の1冊】4月13日 「自分の好きな町をつくるって、すごく楽しい!」

「今日は何の日?」「今日はどんな絵本を読もうかな?」
一日の始まりがワクワクするような絵本を毎日ご紹介します。
● さて、考えてみて。 きみの家のこと。きみの住む町のこと。
さて、考えてみて。
きみの家のこと。きみの住む町のこと。
どんな町に住んでみたい?何があったら嬉しい?
友だちとどんな所に遊びに行きたい?
「うーん・・・何となく想像がつかないなあ。」

そこでスギヤマカナヨさんが作ってくれた、こんな絵本!
ページをめくると、真っ白な画面。
そこに、まずは「ぼくの家」。
それから、ちょっと近くに「ともだちの家」。
すぐに遊びに行けるのがいいよね。
みんなで探検できる森や小川もほしいな。
大好きなカレーパンが売っているパンやも忘れちゃいけない。
弟にはケーキやさんもね。

こんな風に、子どもの自由な発想でアイコンが次々に置かれていくうちに、
だんだんと「ぼくの町」が出来上がっていきます。

学校はこの辺り。行き帰りはくねくねやジグザグの楽しい道がいい。
みんなの安全を守ってくれる警察署と消防署も必要だ!

・・・気がつけば、すごくにぎやかになってきた「ぼくの町」。
いいね、いいね。あとは「きみの家」に行くために、何があればいいのかな?

自分が好きな町をつくるって、すごく楽しい! 考えるって面白い!
この絵本は教えてくれます。
さあ、読み終わったらきみの番。
最後のページにある地図に「きみの町」を作ってみてね。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

ぼくのまちをつくろう! ぼくのまちをつくろう!」 作:スギヤマ カナヨ 出版社:理論社

真っ白な紙の上に、ぼくが住みたい町を思い描きます。ここに何があったらいいかな?まずは、ぼくの家。それから友だちの家。探検できる森。秘密基地をつくろう。それから、レストランや、デパートや、公園もほしいな。公園では、どんな遊びができるだろう。ページをめくるごとにアイテムが増えて、ぼくの町がだんだん出来上がっていきます。子どもの自由な発想で、自分らしい町をつくる絵本です。


力強く、暖かい一冊

3歳の娘、8歳の息子と読みました。
子供たちのパパはネパール人。
大好きなパパの国、パパの故郷の街で大地震が起きて3日。

たくさんの建物が倒壊していった様子、
がれきになった街の映像がニュースで流れ、
我々大人も、大変なショックを受けました。
 
この絵本は東日本大震災の後に、
作者のすぎやまさんの復興への思いが込められ、
出版された一冊だそうです。

なにもかもがなくなってしまった街から、
また家が生まれ、
商店が生まれ、学校が、病院が、警察が、
街が作り出されていく様子が、
そして前を向いていくエネルギーが、とてもよく伝わってきて、
涙が出そうになりました。

災害には勝てない人間は弱い。
でも、どんなときにも、また立ち直る力があるのもまた人間。
そんな人間の強さを、ひしひしと感じる力強く暖かい一冊です。

私たち家族にとっても母国のネパールが大変な今、
私たちに何ができるか。
被災地のみなさんの立ち上がっていく力強さを
何かの形ですこしでも力になれたら。
心の底からそう思わされた一冊です。

(ムスカンさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)


絵本ナビ編集部

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