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絵本ナビスタッフ便り　８月

絵本ナビ編集部

2015/08/05

リサとガスパールの誕生のきっかけ「赤い手帳」を初公開！「リサとガスパール」展覧会が松屋銀座で開催

1999年にフランスでアン・グッドマンさんとゲオルグ・ハンスレーベンさんの夫妻により発表された、イヌでもウサギでもなお不思議なパリの住人「リサとガスパール」。絵本ナビユーザーにはすっかりお馴染みの二人ですが、リサとガスパールの誕生のきっかけとなった「赤い手帳」のことはご存知でしたか？

今年は絵本「リサとガスパール」日本語版刊行１５周年。それを記念して８月５日（水）から松屋銀座で大規模な展覧会が開催されます。その「赤い手帳」も日本初上陸との事ですが・・・？開催の前日、「リサとガスパール展」内覧会におじゃましてきましたので、その様子を一部ご紹介します！

※展覧会の様子は特別に撮影許可をいただきました。

■ 初期の代表作から最新作、未公開の原画含む１５０点展示「リサとガスパール展」

入り口ではリサとガスパール、二人仲良くお迎えしてくれます。さあ、どんな展示が見られるのかな。

「ガスパールの学校にリサが転校してきた！」

原画展示は二人の出会いが描かれた絵本『リサとガスパールの出会い』からスタートです。テーマごとに壁の色が違うのが素敵。

壁一面に展示された名場面の数々！あまりの可愛さに思わず夢中で見入っているのは、カナガキ代表。

こちらが「リサとガスパール」誕生のきっかけとなった「赤い手帳」。ゲオルグさんは妻のアンさんを喜ばせようと、欲しがっていた「赤い手帳」に愛らしく不思議な生きものを描いてプレゼント。そのイラストを気に入ったアンが、新しい物語を創り始めたのです。この子がおしゃまな女の子・リサのモデルになったのですね！！さらに、優しくてナイーブな男の子・ガスパールが登場して、仲良しコンビが誕生したのです。

その他にも可愛すぎる資料がたくさん。ゲオルグさんがアンさんに贈ったぬいぐるみも。

ラフスケッチに他にもアトリエでの風景やインタビューなど、普段ではなかなか目にできない貴重な展示はファンならずとも見応えがあります。最新作『ガスパールこいをする』の原画とスケッチも見れちゃいます！！文章はなくとも、ガスパールの恋に心がかき乱されてしまうリサの切なくも子どもらしい行動にキュンときてしまうのです。これは早く手に入れなければ・・・。

「ガスパールこいをする」 文：アン・グットマン
絵：ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳：石津ちひろ出版社：ブロンズ新社