「本当の地図」ってなんだろう? 少年の成長を寓話的に描いた感動の物語。 少年文学の騎手、阿部夏丸の胸に迫る物語に 絵本作家あべ弘士が、全ページに すばらしい挿絵を描きました!
森の中では、出来合いの地図なんて役に立たないんだ。
みんなが自分自身の地図を持っているから生活できるんだ。
何と強いメッセージではないでしょうか。
あべさんの太い線の絵が、森の風景を心象風景にも見立てて、迷いやら目標やら出合いを書き込んでいます。
はっきりとした地図は持たなかったけれど、森の主に主張できたカムロは、自分自身だけの地図を手にすることができたようです。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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