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お日さまがいなくなってしまった寒くて長い冬。雪にうもれたムーミン谷は、青白い月の光にてらされて、ひっそりと冬眠中。でも、いるんです。冬には冬の生きものが……。
ムーミンの成長の物語。
冬眠しているはずの真冬、ひとりだけ目覚めてしまったムーミンは戸惑い、周りを拒否してばかり。
けれどたくさんの出会いから学び、自分ひとりだけでの成長を遂げる。
ムーミンにとっては、彗星も、波も、吹雪も同じもの。
冷静に原因を分析する力を持ってる。
初めて雪を見たときは、あまりの変化に絶望さえしてしまったけれど、
最後は見事に冬と分かり合えたムーミン。ヘムレンさんも同じ。
その成長に感動。
物語の最後に、トゥーティッキのセリフと言った同じセリフをムーミンが口にします。
そのセリフがしんみりと胸にしみました。 (モサムネさん 20代・ママ 男の子2歳)
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