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天馬のように走れ― 書聖・川村驥山(きざん)物語

天馬のように走れ― 書聖・川村驥山(きざん)物語

  • 絵本
作: 榊原 昇三 那須 田稔
出版社: ひくまの出版

税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2007年11月
ISBN: 9784893173874

出版社のおすすめ年齢:中学生〜
四六判 204ページ

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ベストレビュー

書への愛

読書感想文コンクール中学校の部課題図書。
書道は好きでしたが、川村驥山という書家は知りませんでした。
課題図書ということもあり、斜め読みしようと思っていましたが、
読み始めると、その純粋な生き方に惹かれ、精読してしまいました。
待望の男子として生まれた慎一郎は、幼少より父から学問や書を教えられます。
また、自宅近くの自然や寺が、慎一郎を育みます。
そして、5歳にしてしたためたという「大丈夫」の書は
その筆遣いの見事さが圧巻です。
一生を通じて、書に関する様々な見聞や修行をした、一途さが清々しいです。
明治から大正、昭和、戦争期を経て、と、時代背景も切実です。
私自身、高校の書道の授業で、書芸術と出会い、とても感銘を受けただけに、
彼の心の動きにとても共感できました。
誠実に生きた人物伝としてもお薦めします。
(レイラさん 40代・ママ 男の子14歳、男の子12歳)

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