ふうたとくうたはふたりきりで暮らすくまの兄弟。雨の日、雨ふりを天気にする“おてんきてんし”の絵を描いたふたりは、その絵がいなくなったお母さんにそっくりだったため、こらえていた悲しみがあふれだし……。
こぐまのふうたと、くうたのきょうだいには
おとうさんがいません。おかあさんもでかけて
行ったっきりまだ帰ってきません。
おにいちゃんのふうたは、くうたがさみしい思いを
しないように、気遣いながら暮らしています。
こわそうにみえたやまねこのおじさんや、やぎの
おばさんに見守られながら暮らしているのですが。
おかあさん、帰ってこないの!
帰ってきて、ハッピーエンドで終わるのかな?と想像
していたのですが、最後の最後まで帰ってきませんでした。
ちょっとさびしくなりました。
「帰ってくるよ、きっと・・」という余韻をもたせた
物語なのかもしれませんが、小さな子どもはそんな風に
感じながら読むこと、できるかしら? (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子9歳)
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