1996年のある日。ニューヨークでのこと。火事でもえさかるビルにかけつけた消防士さんたちは、おどろくべきできごとを目にした。火の中へとびこんでやけどをおいながらも、次々と子ねこをくわえて、はこんでくる母ねこがいたのだ。
火事の現場にかけつけた消防士さんは、驚きました。ねこが、もえる火の中へとびこんでいったからです。
サブタイトルに「ほんとうにあった母ねこのゆうきのものがたり」とあるように、1996年、ニューヨークで実際に起きた火事の現場での勇敢な母猫の物語です。
小1の娘が学校で読んで感動したからと借りてきました。
勇敢に子猫を助けてから、親子ともに無事に保護され動物病院で手当てを受けて、たくさんの申し出の中から選ばれた飼い主へのもとへと行くまでのお話になっています。
最後のページには、実際のねこの写真もあります。
痛々しそうに怪我のあとが残る母ネコですが、やはり事故にあったことがあるために辛さが分かるという飼い主さんに抱かれて、きっと幸せ一杯なのだと安心できます。
幼稚園から小学校低学年向けの童話と書かれています。
母が子を守る動物の本能、そして命の尊さについて親子で話し合えるきっかけになると思います。 (ゆずきんかんさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子2歳)
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