
誰もが知っている昔話が、誰も読んだことのない新解釈でよみがえる。直木賞作家・乃南アサによる、大人も子どもも楽しめるユニークな昔話集。太宰治の「お伽草子」を彷彿とさせる意欲作。

昔話って、考えると登場人物の生活や家族のことや、詳細なことを省略してなりたっています。
想像力を働かせると、、様々な楽しさが生まれてくるのですが、この本は、昔話をベースにして、より詳しい物語を作っています。
一寸法師では一寸法師の人間性を、笠地蔵ではおじいさんの家族構成を深堀していましたが、なかなかに楽しめる本です。
昔話マニアに、たまにこのような本も良いのではないかと感じました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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