「あなたたちは、これから光に満ちた道を歩いていきます――」
アダムとイブの物語を、楽園からの「追放」ではなく「未来への出発」と読み替え、「原罪」ではなく「原祝福」の人間観を提示する。心が豊かになる、大人のための絵本。
物事がおかしな方向へ進んでしまったとき、いかにして自分自身の源泉へ立ち返るか。そういった知恵は、成長や成熟にとって欠かせません。本書に描かれている創世の歌は、私たちに大事なことを気づかせてくれるはずです。もう一度、生命の深い井戸へ立ち返ること。祝福の種は、ひとりひとりの内面にしっかりと根付いています。私たちが(…)道を歩んでいくとき、その種は大木へと育っていくのでしょう。数多の枝に大いなる神の働きを宿し、たくさんの花を咲かせながら。(キャスリーン・マシューズ「あとがき」より)
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