
東京下町地区を中心に、100万人あまりが家を焼け出され、死者はおよそ10万人といわれる東京大空襲。広島・長崎の原爆被害にも匹敵する、民間人をねらった大空襲はどうして行われたのでしょう。世界の空襲が無差別爆撃へとエスカレートする歴史、日本が突き進んでいた戦争の歴史を振り返りながら検証し、背景を学んでいきます。

「語り伝える東京大空襲」のシリーズの1巻目として、戦争を考えるうえでの気構えを語っている本だと思います。
戦後80年も経つのに、被害者意識が先に立つ人々には、韓国や中国の反日思想が理解できないでしょう。
人に語る前に自分自身が、正しく戦争を学ばねばならないと感じさせられました。
戦争は殺し合いです。
どちらが正しいかという前に、殺し合いそのものが不正であることを痛感しました。
正しい心を持つ人たちは、権力に蹂躙されていくのです。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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