くまくんまちへいく」 パパの声

くまくんまちへいく 作・絵:アンソニー・ブラウン
訳:あきのしょういちろう
出版社:童話館出版
税込価格:\1,282
発行日:1994年07月
ISBN:9784924938168
評価スコア 4.2
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  • ファンタジーとブラックユーモアの結合

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていたのが、アンソニー・ブラウンの作品です。
    全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。

    この作品は1982年の発刊で、邦訳は1994年です。
    「クマくんのふしぎなエンピツ」の続編と言えるのですが、テイストは大きく異なっていて、この作品は、現在のアンソニー・ブラウンの作風に近いものとなっています。

    不思議な鉛筆を持って、くまくんは、町に出かけるシーンから始まります。
    くまくんが、出合ったのは猫。
    くまくんは、猫のために色々な食べ物を描いてあげると、実物になって、猫は大満足。

    でも次の瞬間に、野良猫を駆除する人に捕まってしまいます。
    不思議な鉛筆を使って、くまくんは追いかけると、そこは、動物を駆除する施設のようで、犬、豚、牛、鶏、羊も捕まっていました。
    それから、くまくん主導による華麗な脱走が決行されるのですが、着いた先は、羊が沢山いる牧草地。
    ところで、羊だけは、脱走することを拒んだのですが、その意図がわかりませんでした。

    駆除する人が、ドクロのボタンをしていたり、走る姿がハーケンクロイツのようだったり、その容姿がナチを連想させるのですが、それは大人だけの話。
    一寸怖いという印象はありましたが、子供にとっては許容範囲で、不思議な鉛筆を使用した活躍に、心躍ることだと思います。
    ファンタジーと、ブラックユーモアが同時に楽しめる稀有な作品と言えるかも知れません。

    投稿日:2011/03/19

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