被ると鳥や木の話がわかる不思議な頭巾。
探ってみると、頭巾の入手方法、話の内容がとてもバリエーションに富んでいるようです。
このお話は助けたキツネにもらった頭巾。
その頭巾を使って長者どんの娘の病気を治した若者は娘と結婚するのです。
木下順二の作品では、母親思いの若者は、長者どんの娘とは結婚せず、しみじみと味わいのある内容でしたが、この岩崎京子版は日本の昔話の正当路線を言っていると思います。
こちらの方が、子どもたちのリアクションが期待できそうです。
登場するキャラクターも子供向けかもしれません。
私には無難さがなんだか物足りないのですが。