人間のエゴで捨てられた様々なゴミの中で
ゴミをゴミだと判るはずもなく 快適そうに過ごすカエルの様子が
なんとも風刺的ですね。
でも作者の及川賢治さんと竹内繭子さんは最初から最後まで
“ゴミ”だなんて一言も語っていません。
カエルの生活を虐げているのではなく
当のカエルが楽しそうに過ごしていることに余計に胸が傷みます。
こうやって人間たちは植物や動物の世界に強い影響を与えてしまっていることを自覚しなければいけないという深い世界が広がった絵本だと思います。
娘はそんな奥深さには気づかないのは当然で
ピアノの鍵盤のソファーやタイヤのお風呂が面白い!と言っていました。