上野に大きな児童文学の図書館があるのは知っていました。友人の中には実際に行って勧めてくれた人もいました。だけど。ずっと行ったことがなかったんです。どういう所なんだろうって気になっていたんですけどね。すると。この本の中で紹介されているではありませんか。図書館のふしぎな時間ってなんだろう。そう思って読んでみると主人公のゆりかちゃんが、ふしぎな冒険をした女の子、アリスのように館内を冒険していきます。アリスやイギリスの児童文学と図書館の結びつきも紹介されていたり、魅力的な魔法の世界のキャラクターが登場したり、子供が読んでも大人が読んでも楽しめる本です。気が付くと新しい知識が頭にたくさん入っていました。近所の図書館も気軽でいいけど、たまには上野に行ってみたくなる一冊です。