小学校2年の息子が自分で読むのにちょうどいい字の大きさ、長さの物語です。
お母さんきつねと子ぎつねのとても温かいやりとり。
こどもをおもいやるお母さんの様子がとても優しく描かれています。
ある日、子ぎつねが死んでしまいます。
悲しみの中、お母さんきつねは電話ボックスで人間の男の子に出会います。
男の子に子ぎつねの姿を重ねるお母さんきつね。
なんとも言えず胸に迫るものがあります。
まだ「死」というものを実体験として感じていない息子ですが、何かを感じてくれたと思います。
優しさ、悲しさ、温かさ、いろんな感情がこの一冊から感じられます。