元永 定正さんと中辻 悦子さんの絵本原画展に行って購入した絵本です。伊丹市にある実在の幼稚園をモデルに描かれたそうです。
モノクロの写真の中の幼稚園の様子が、誰にとっても見覚えのあるもので、とても存在感があります。親の私ですら懐かしさを感じるのですから、卒園したばかりの小学生、ましてや現役の幼稚園児にとっては「すっとさん」や「さっとさん」がとてもリアルな存在に感じられることでしょう。
「もしかしたら、みんな本当にいるのかも‥」と思ってしまうような不思議さにあふれています。
好き嫌いはちょっと分かれるかもしれません。でも、すごく雰囲気&余韻のある絵本で、私は大好きです。