絶版ですか〜。
ちょっと残念です。
一人読みを低〜中学年の子たちに薦めたい一冊です。
女子には特に人気がありそうな作品です。
ドロボーのビルの泥棒稼業がとても規則正しい生活のリズムの中で、動いているのが面白い。
ある日、盗んできたいかす茶色の箱を、朝食の後に開けてみてビックリ。
赤ちゃんが入っていたんです。
『こりゃまずい!誘拐になっちゃう〜。』
と、読んでいて慌ててしまいますが、ビルの子育て奮闘ぶりから父性が垣間見えて笑えます。
ある夜、ビルの家に泥棒が。
ここで大笑い。
後のトントン拍子の展開に、軽やかにページも進みます。
ラストのハッピーエンドに、『そうだった。泥棒はいけないこと。すっかり忘れてた〜』と、一人笑ってしまいました。
ビルのキャラクターが、それくらい憎めない存在にえがかれているんです。