ほのぼのとした、優しい絵です。
でも実は正直いって、第一印象では絵に魅力を感じませんでした。
「カワイイ〜」という絵ではありませんので。
けれど、いかにもイラストっぽい漫画チックな絵をかわいいと思うのは、たんなる親の趣味なんですよね。
娘は最初からこの絵の「おーくん」が気に入ったようですし、
繰り返し読んでいくうちに、わたし(母)も「おーくん」がたまらなく可愛く見えてきました。
内容は、ずばり『おんぶ』!
ぬいぐるみや人形をたくさんおんぶした「おーくん」が、
重みですってんころりん、尻餅をついて
最後はお母さんにおんぶをしてもらってニッコリ。
最初、お母さんのおんぶを「ちがう、ちがう」といやがる姿に、おーくんの独立を感じて微笑ましくなります。
(最後はやっぱりお母さんにおんぶをしてもらうのも、さらに微笑ましい)
この絵本を読むと必ず娘もわたしにおんぶをねだるので、絵本の内容ともども、おんぶを楽しめる1冊です。