私は40代の頃、夜の世界で生きていましたが、同時にある大手芸能プロダクションに所属していました。だから映画のお仕事も色々と頂いて、東映京都撮影所や松竹京都撮影所にお世話になりました。この本は映画製作にかかわる仕事について書かれていますが、とてもわかりやすく、映画の舞台裏を教えてくれます。私は少年時代、時代劇が大好きで、近所の神社で友達と時代劇ごっこをしてよく遊んだものです。それから何十年も経って、ほんとに撮影所で演技をするとは夢にも思いませんでした。私は映画の世界が大好きなのです。この本を読んで、あらためて映画を観たら、また新たな発見があるかもしれません。私は今も同じ芸能プロダクションに所属しています。コロナ禍で芸能界は厳しい状況にありますが、私はエンターテイメントの力を信じています。