しきたりを守らなかったカーレン。
おくさまとの約束を守らなかったカーレン。
おくさまの看病を放りだして舞踏会へ出かけたカーレン。
確かに罪深いカーレンですが、受ける罰の大きさに愕然とします。
人間だから縛られる、さまざまな制約と葛藤。
これが他の生き物なら、縛られることのない自然な欲求。
人間として生きていく上での堅苦しさみたいなものを感じました。
最後は天に召されることで、ようやく救われたカーレン。
カーレンの罪深さがどれほどのものだったのかがわかります。
娘は、「足がなくなっただけでもう十分じゃないの?なんで死ななきゃいけないの?」と憤りを感じたようです。