「どうしてかなしいの?」「どこにいるの?」と二つのお話が一冊になっています。一方の話は逆さまになっていて、真ん中でうまく組み合わさる(?うまく表現できないです)ようになっています。どちらから読もうか、迷いましたが、テディベアが悲しい顔をしているほうから読んでみました。かわいい顔をしているのに、とっても悲しそう。男の子は必死でなぐさめますが、テディベアは笑顔になりません。男の子が、ベアを元のところに戻しに行くときの顔が、なんともかわいそうです。でも、最後にはうれしいエンディング。よかったね、とほっとする絵本です。