読み始めて、不思議に思いました。
はるくんのお話をにこにこしながら聞く、優しいおとうさん、
でもはるくん、
どうして表紙では、こんな顔をしているんだろう?
読み進めてゆくうちに、理由が分かりました。
お母さんがいないぶん、家のことをしなくてはならないお父さん。
自分の話を聞いて欲しい、はるくん。
分かるなあ。
おしゃべりが好きなうちの母は
家事をしながらも、いつでもどこでも会話をしてくれましたが
もしそうしてくれなかったら、私もいじけてしまっていたかも。
大好きな人だからこそ、
どんな小さなことでも聞いて欲しいんですよね。
手書きで書かれた文章が、まるでお手紙のようです。