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前代未聞のコラボレーション絵本!『おえかきしりとり』新井洋行さん、鈴木のりたけさん、高畠那生さん、よしながこうたくさんインタビュー

新井洋行さん、鈴木のりたけさん、高畠那生さん、よしながこうたくさん、今をときめく若手絵本作家4名が強力タッグを組んで生み出した絵本『おえかきしりとり』。ページをめくるたびに繰り出される「おえかきしりとり」は、それぞれの個性が絶妙にマッチして、本当に楽しい世界を描き出してくれています。
4人で1冊の絵本を作るというだけでもユニークなのに、作家さんはどなたも、絵本ナビでインタビューをしたことのある方ばかり!
「これは詳しく話を聞かなければ!!」と、夢のインタビューが実現しました! 

おえかきしりとり
おえかきしりとりの試し読みができます!
作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしながこうたく
出版社:講談社

『おえかきしりとり』は、数ある絵本の中でもとても珍しい、作者が「4人」いる絵本です。しかも、単に誰かが書いた文にそれぞれが絵をつけたわけではなく、4人全員で話し合い、物語を作り、全員で絵を描いて完成させた「合作」です。内容はいたってシンプル。「おえかきしりとり」というタイトル通り、しりとりをベースにした、絵を描いて言葉をつなげていく遊びを絵本にしています。本編では、4人が実際に順番に絵を描いてつなげていったしりとりが、何ページにもわたって繰り広げられていきますが、読者はその絵が何なのかを当てながら、4人が行ったしりとりを追体験する、という構成で絵本は進んでいくのです。

人気絵本作家4人衆! 「しりとりプリンス、略して“しりプリです!”」

───絵本ナビでも大人気! 何とも豪華な皆さんを一度にインタビューできるなんて…とても光栄です! インタビュー中に「おえかきしりとり」をしてもらいたいと思って、スケッチブックを持ってきたのですが…。

鈴木のりたけ(以下:のりたけ):いいですね〜。何からスタートしますか?

───では、「絵本ナビ」の「び」からお願いします。

新井洋行(以下:新井):「び」?! いきなりハードルの高いのが来た…。

───では、新井さんから描いていただいて…その間に、お話を伺えたらと思います。…えっと、今回のみなさんは、「絵本界のプリンス」…?

よしながこうたく(以下「こうたく」):「しりとりプリンス」、略して「しりプリ」です!

───もう、その名称からすごく楽しんで作ったことを感じますよね(笑)。絵本も本当にこれでもか!っていうほど、しりとり満載で、読み応えがありました。それにしても、なぜこの4人が…?と思う、意外な組み合わせですよね…。『おえかきしりとり』がスタートするきっかけを教えてください。


しりプリの調整役? 鈴木のりたけさん


のりたけ:2年半くらい前だったかな…。たまたま4人が飲み会で一緒になったときに、「同年代の絵本作家でなんかやりましょう!」って話になって。そのときはもちろん、絵本を作るという話は出なくて、普段、絵の具と向き合ってばかりの生活から脱して、友達作りましょう、人と話をしましょう!というのが一番の目的だったと思います。


新井:それがいつの間にか絵本を作ることに…。


こうたく:
完全に飲み屋でだまされた感じがありますけどね…。飲みに誘われて行っただけなのに、気づいたらしりとり絵本を描いている…(笑)。でも、講談社の戸田さんが加わってからですよね。絵本にする勢いがついたのは。


講談社・戸田(以下「戸田」):僕は2回目の飲み会から混ぜてもらったんですが、純粋に「これが作品になったら面白いぞ!」と思ったんです。皆さんもすごく乗り気になってくれたので、打ち合わせをセッティングして、どんな絵本が良いか、真剣に話し合いました。

───しりとりをテーマにするということは、早い段階から決まったのでしょうか?

のりたけ:全く個性の違う4人で1冊を作るとなったときに、「作品集やアート系の絵本だとしたら物足りない!」という思いは共通して持っていました。絵本としてちゃんと意味があって、ぼくたちも楽しんでやれるテーマが良いね…って話し合っていて、自然と「しりとりを絵でやったらどうだろう…」と決まっていきました。

戸田:でも、ただしりとりをつなげていくだけじゃ、絵本としては退屈だからどうしたらインパクトが出るか…や、ラストをどうもってくるか…など、細かい部分のやり取りは、その都度、皆さんで話し合って決めました。

新井:そのやり取りが一番大変といえば、大変でしたね…。どんどんブラッシュアップしてクオリティーが高くなっていったのは良いけれど、時間もかなりかかった…(笑)。

───企画のスタートからして、意外な展開ですね。しりとりを考えるのは何回か集まって考えたんですか?

戸田:さすがに皆さん売れっ子作家さんなので、日程の調整が難しくて…。しりとりは基本、メールを使ってやり取りをしていました。1日1しりとりずつ、回してもらったんです。

───1しりとりというと、絵本では160近くのやり取りをしているので、単純に考えても5か月以上かかる計算ですよね。

のりたけ:順調にいけば、そのくらいでできるんですが、やはりお忙しい方も多くて、1年半ほどずっと、しりとりのやり取りをしていましたね。

こうたく:その間にも他の絵本の締切は容赦なくやってくるじゃないですか。締切に追われているときに回ってくるしりとりの腹立たしい事!

高畠那生(以下:那生):そうそうそうそう! 「1回飛ばして!」って何度思ったことか(笑)。

新井:この2人は特に止めることが多かったから…(笑)。ぼくとのりたけさんは優秀でしたよ!


実はしりプリ最年少! よしながこうたくさん


戸田:…そんな風に、お忙しい方達なので、打ち合わせはしりとりが停滞したときに活を入れる意味で、集まってもらったりしていました(笑)。


那生:そうこうしている内にこうたくさんが東京から、地元・福岡に帰ってしまったんですよ…。


こうたく:地元に戻ることは、以前から決めていたんですけどね…福岡に帰ってからは、仲間外れ感が半端なかったですね(笑)。デザイナーさんとの打ち合わせも僕だけ後で経過を聞くので、すごいサボっているような気分になって…。すごく申し訳なかったですね。


しりプリ最年長はこの方! 新井洋行さん

───新井さんの絵は、他の3人の方と比べてタイプが違うというか、デザイン要素があるタッチですよね。この企画をはじめるにあたって、不安とかはありませんでしたか?



新井:最初はかなり不安でしたね。自分だけ重みがない絵になっちゃうんじゃないか…と。でも、やり取りしている中で、むしろどんどんシンプルにしていった方が良いんじゃないかと思って、吹っ切れました。


こうたく:新井さんの絵があることで、ホッとする瞬間が何度も来るんですよね。優しさがにじみ出てきてね、安心しますよね…。我々の絵だけじゃドギツイっすよ(笑)。

───他の方の絵に引っ張られそうになったりはしませんでしたか?


天然? 癒し系? 高畠那生さん


新井:それはなかったです!


那生:断言した(笑)。


新井:しりとりが回って来るたびに、「これは、熱くるしいぞ〜」って思ってシンプルにすることばかりを考えていました。


───内容について、お互いの意見がぶつかったりしたことはなかったんですか?


のりたけ:これだけ個性の違うメンバー、それぞれやりたいこともある人たちだと、ぶつかりあって、壊し合うキケンもありそうですよね…。

戸田:内容などで困ったことがあったときは、必ず打ち合わせをして、あとで揉めることがないようにしました。個人的にすごいと思ったのは、打ち合わせの中で、色んなアイディアが出るじゃないですか。そこで良いアイディアが出ると、みなさん「いいねー!」とまとまるんです。『おえかきしりとり』という作品に対して、個性もキャリアも違う4人の絵本作家が同じ感覚で同じ方向を向いて、作り上げてくれたからまとまれたんだと思います。

こうたく:意見が食い違って、白紙になることはなかったですね。…「尻から龍」以外は…。

───尻から龍…?

こうたく:のりたけさんが「しり」を描いた後に僕が「りゅう」をしりから出るようにしたら? と提案したんですよ。そうしたら、のりたけさんが「そういう下品なところに落とし込む絵本だったの?」って叱ってくれて…。のりたけさんがいてくれてよかった〜〜って思いました。



那生:結構、終盤だったから、みんな疲れていたんだよね…。ぼくらは良いねって言っていたんだけど、確かに下品逃げだったと反省しました。


のりたけ:2年もやっていますから、色んな紆余曲折もありましたけど、基本的にはみんな言いたいことを言いあって、良い方向へ向かって行ったと思います。絵本も満足いく形で面白く仕上がったので、「よかったァ」って思いました。

出版社おすすめ



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新井 洋行(あらいひろゆき)

  • 本、玩具作家、デザイナーとして、テレビの番組デザイン、玩具の企画デザイン、Tシャツや雑貨のデザイン、CDジャケットのデザイン等のほか小説などのイラストも手がけている。
    絵本作品に『おおごえずかん』、『カラフルアニマル』(コクヨS&T)、『四字熟語ワンダーランド』、『ソケットとおとのまほう』、『クリップとみずのまほう』(フレーベル館)、『しゅっしゅぽっぽ』(教育画劇)、「あけて・あけてえほん」シリーズ『れいぞうこ』、『おしいれ』(偕成社)他多数。

鈴木 のりたけ(すずきのりたけ)

  • 1975年、静岡県浜松市生まれ。会社員、グラフィックデザイナーを経て、絵本作家に。『ぼくのトイレ』(PHP研究所)で第17回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で第62回小学館児童出版文化賞を受賞。
    主な作品に、「しごとば」シリーズ(ブロンズ新社)、『かわ』(幻冬舎)、『おしりをしりたい』(小学館)、『そだてば』(朝日新聞出版)などがある。

高畠 那生(たかばたけなお)

  • 1978年岐阜県生まれ。絵本作家。主な作品に『ぼく・わたし』『チーター大セール』(ともに絵本館)『いぬのムーバウいいねいいね』(講談社)『おまかせツアー』(理論社)『ぞうの金メダル』(作・斉藤/岩崎書店)『飛んでった家』(作・クロードロワ/訳・石津ちひろ/長崎出版)がある。

よしながこうたく

  • 1979年、福岡県生まれ。九州産業大学デザイン科卒業。
    18歳から作家活動をはじめ、イラストレーターとして国内外のさまざまな媒体の仕事を手がける。はじめての絵本『給食番長』が人気となり、シリーズ化。続刊に『飼育係長』『あいさつ団長』『おそうじ隊長』『サムソン先生のダジャレ英語学習帳』『ちこく姫』(いずれも長崎出版)がある。他の作品に、『おふろだいすき!ぷっぺ』(小学館)、『かみなり』(文・内田麟太郎/ポプラ社)、『ばあちゃんのおなか』(文・かさいまり/教育画劇)、『鬼のかいぎ』(文・立松和平/新樹社)、「ようかいガマとの」シリーズ(あかね書房)、『ぼくの兄ちゃん』(PHP研究所)、『でんせつの きょだいあんまんを はこべ』『ゆけ!ウチロボ!』(ともに作・サトシン/講談社)など。

作品紹介

おえかきしりとり
おえかきしりとりの試し読みができます!
作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしながこうたく
出版社:講談社
全ページためしよみ
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