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作: すとう あさえ 絵: 早川 純子  出版社: 童心社 童心社の特集ページがあります!
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「そらまめくん」シリーズ最新作!『そらまめくんのあたらしいベッド』なかやみわさんインタビュー

「どんぐりむら」シリーズ(学研)や「くれよんのくろくん」シリーズ(童心社)で魅力的なストーリーとキャラクターを生み出し大人気のなかやみわさん。なかやさんのデビュー作「そらまめくん」シリーズの最新作が登場しました。新作が出るのは実に9年ぶりとのこと。『そらまめくんのあたらしいベッド』を描き上げたなかやみわさんに、「そらまめくん」シリーズの誕生秘話、新刊のオススメポイントなどを伺いました。

そらまめくんのあたらしいベッド
作:なかや みわ
出版社:小学館

累計290万部突破の絵本「そらまめくん」シリーズ最新刊『そらまめくんのあたらしいベッド』が発売!9年ぶりの完全新作。大切なベッドを新しくするために、そらまめくんは冒険に出発。知らない場所で戸惑いながらも頑張り、成長する「そらまめくん」の物語です。今回はちょっぴり大人になった「そらまめくん」の物語です。ベッドを新しくするために、『わたのき』を探しにいく過程で成長する「そらまめくん」にご注目ください!

9年ぶりの新作は、最初にタイトルが浮かびました。

───なかやさんには「どんぐりむら」シリーズで何度かおはなしを伺っていますが、「そらまめくん」シリーズでは初めて。デビュー作でもある『そらまめくんのベッド』がどのように誕生したのかなど、とっても気になります。まずは最新作『そらまめくんのあたらしいベッド』について伺いたいと思います。今回、久しぶりの新作とのことですが…?

シリーズとしては『そらまめくんとながいながいまめ』が2009年に出ています。ただこれを作ったのは『そらまめくんのぼくのいちにち』より前なので、実際に新作としてそらまめくんの絵本を描いたのは『そらまめくんのぼくのいちにち』以降、9年ぶりになります。…9年……、改めて考えると長いですよね。

───シリーズ1作目の『そらまめくんのベッド』(福音館書店)がはじめて登場したのが1997年ですから、約20年近く子どもたちに愛されている作品になるんですね。9年ぶりに新作を描こうと思ったきっかけは?


9年の間に「どんぐりむら」シリーズなど、新しい絵本のシリーズを作ったりして、絵本を描き続けてきたのですが、「そらまめくんの新作をそろそろ描かなければ…」という思いは常にあったように思います。でも、実際に描こうとすると、どういう気持ちで描き始めたらいいのか考えてしまって…なかなかストーリーを作り出すことができませんでした。あるとき、「この新作で「そらまめくん」と出会う子もきっといると思うから、新たな気持ちで描こう」と思うことができ、ようやくスタートを切れました。


───『そらまめくんのあたらしいベッド』、まずタイトルがとても気になりました。そらまめくん、今までのベッドを捨てちゃうの…?って、ドキドキしました。




最初にこのタイトルがポンと浮かんだんです。「あたらしい」ってどういうこと? と読者の方に手に取ってほしくて、タイトルありきでストーリーを考えていきました。やっぱり長く使っている物はいつか古くなるから、新しくしないと。でもそらまめくんにとってベッドは大切なものだから、どうやって新しくするのか…すごく悩みました。


───今回、そらまめくんがベッドを新調するために、フワフワの綿を探しに行きますが、なかやさんは毎回、取材を行ったり、いろいろ調べてから絵本を描いていますよね。今回もどこか取材に行ったのでしょうか?

ベッドに使う、フワフワなものって何かあるかな…と考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが綿花でした。調べてみたら、初心者でも比較的簡単に育てることができると書いてあったので、実際に育ててみました。

───え? 綿花はご自身で栽培したんですか?

そうなんです。5月ごろにプランターに種を植えると10月くらいには収穫できます。夏にハイビスカスに似た花が咲いて、しぼむときにはピンク色に変化するんです。そのあと「コットンボール」という種子ができて、ふわふわの綿花になります。

───種を植えてから収穫までに約半年くらいかかるんですね。

絵本の中では、綿を収穫するまでそらまめくんはお家に帰れません。なので、ピーナッツくんたちはとっても心配したと思います。

───今までの「そらまめくん」シリーズの中でも、そらまめくんのベッドは船になったり、そりになったりと大活躍をしていますが、今回はそらまめくん自身の冒険や成長にクローズアップされているおはなしの様に感じました。

やはり、すぐに「わたのき」を見つけて、「めでたし、めでたし」というおはなしよりも、読者が「どうなるんだろう…」と次のページをめくりたくなるストーリー展開の方が面白いと思って、そらまめくんには、今まで以上に冒険をしてもらいました。


───小川を下って行ったら、知らない場所に着いて…。せっかく見つけた綿花には、まだ綿ができていなくて…。綿ができたころにまた来ようと思ったら、帰り道が分からなくてなってしまって…と、次の展開がとっても気になりました!

今回、新しいマメも出てきますが、ピーナッツくんやさやえんどうさんなどのおなじみのキャラクターや、『そらまめくんとめだかのこ』で登場したメダカの子も出てきます。今までの「そらまめくん」シリーズを読んでくれた子が楽しんでもらえると嬉しいです。


───そらまめくん以外のキャラクターも変わらず登場するのは、ファンにとって嬉しい事ですよね。先ほど、タイトルが先に思いついて、ストーリーを考えたと言っていましたが、ストーリーを考えるのは難しかったですか?

おはなしを考えるのがあまり得意な方ではないので、半年ぐらいかかりました。夢中でストーリーを考えて、おはなしがまとまると「よかった〜〜」ってまずはひと安心。その後、下絵(ラフ)を描いて、編集者と打ち合わせをします。

───下絵(ラフ)はほぼ原画に近い構図で描かれているんですね。

基本的に、この形まで完成していない状態で編集者に見せることは少ないです。

自分の中できちんと構成が整理されず、内容を上手に説明できないまま打ち合わせをしてしまうと、作品の方向性が変わってしまうこともあるので、それが怖くて…。しっかり形にしたものを作るまで、1人で作業することが多いです。

───9年ぶりとは思えないくらい、そらまめくんのデザインや、細かい描写など、今までのそらまめくんの世界観が変わっていないことも、ファンとしてはとても嬉しかったです。

絵は、描いて行けばいくほど、慣れてきて変わってきてしまうものでもあるんです。特に、そらまめくんは私のデビュー作でもあるので、最初の頃の素朴感が失われない様、1作目を見ながら描いたりしました。

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なかや みわ

  • 埼玉県生まれ。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。
    主な絵本に「そらまめくん」シリーズ(福音館書店・小学館)、「ばすくん」シリーズ(小学館)、「くれよんのくろくん」シリーズ(童心社)、「どんぐりむら」シリーズ(学研)、「こぐまのくうぴい」シリーズ(ミキハウス)など多数ある。愛くるしく魅力的な登場人物を描いた絵本作品は、子どもたちの絶大な支持を受けている。
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