ひげとうもろこしくんは おじさんじゃない
- 作:
- めんたまんた
- 出版社:
- 講談社
絵本紹介
2025.07.25
夏の野菜といえばトマトにナス、キュウリ、オクラにピーマン、そしてとうもろこし!ふっくら、あざやかな黄色のつぶつぶ。大好きなとうもろこしが主役の絵本と聞いたら、チェックせずにはいられませんよね。その名も『ひげとうもろこしくんは おじさんじゃない』……イラストはどう見てもおじさんにしか見えないひげとうもろこしくん、ランドセルを背負って、え?まさかの小学生?!
あぁぁ、暑い。炎天下であのマークを見かけたら思わず足が止まっちゃう……そう、ソフトクリーム!ぐるんぐるんぐるん、ちょん!店主のまきさんが作るソフトクリームはお客さんに合わせて大サービス。どんどん豪快になって、一体どんなソフトクリームができるんだろう!?リズミカルで楽しい展開に夢中になる『まきさんのソフトクリーム』は、歌人・くどうれいんさんと柴田ケイコさんという新鮮なコンビがタッグを組んだ一冊。
ほかにも内田麟太郎さんが初翻訳に挑戦した絵本など、今月の新刊、気になる作品がいろいろ顔を揃えました。真夏の読書タイムにぜひ、手に取ってみてください。
出版社からの内容紹介
あたらしいソフトクリームやさんができました。自由気ままな店主のまきさんは、ぐるんぐるんと大サービス。「ほれほれっみんなめしあがれー」あれれ、まきさんどこいくの?
まきさんが個性的なお客さんの状況や気持ちに合わせて、ソフトクリームを4段、5段…どんどん大きく豪快に作っていく様子がユーモラス。お客さんを喜ばせようとするまきさんの情熱とダイナミックさが笑いを誘います。小さな男の子、疲れたおばあさんたち、はらぺこのおすもうさんなど、さまざまなキャラクターが登場! どんなソフトクリームができるかな? ぐるんぐるん、ちょん!このリズム感が物語に軽快さと楽しさを生み出す傑作ぐるんぐるん絵本の登場です!
この書籍を作った人
1973年、高知県生まれ。奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコース卒業。2002年より広告全般、出版物など、イラストレーターとして高知県で活動中。2009年、第10回ノート展準大賞を受賞。2016年『めがねこ』(手紙社)で絵本デビュー。2児の母。おいしいものが大好き。
この書籍を作った人
1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。
文/竹原雅子
編集/木村春子