1983年に発売され、瞬く間にブームとなり、多くのゲームファンを獲得していった「ファミコン」。その魅力のひとつには当時8bitという限られた容量のなかでいかにわかりやすく、魅力的かつ躍動的なグラフィックに見えるかを表現する手段として「ドット絵」があった。小さな四角いマスが織りなす色合いや組み合わせによってキャラがあたかも動いているかに見せたり、背景を立体的によりリアルに見せてくれるのだ。美麗なCGを見て育った若い世代のゲームキッズたちには、それは子供の落書きのように映るかもしれない。しかし、その1ドット1ドットを拡大してみれば、そこには職人技ともいえる素晴らしい世界が広がっている。RPGやアクションゲーム、シューティングゲームといった人気ジャンルはもちろんのこと、麻雀ゲームやパズルゲームといったマニアックなジャンルにも踏み込んで、ファミコンドット絵の魅力をお伝えしよう。
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