奥山佳恵さん×カナガキ事務局長対談

奥山佳恵(おくやまよしえ)
1974年3月11日生まれ東京都出身
血液型O型 魚座
1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」のオーディションで約3万人の中からヒロインに抜擢され、デビュー。同年、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。以後、テレビドラマ・バラエティー番組・映画・舞台で活躍。2001年に結婚し、現在1児の母として、子育て番組やミセス雑誌でその経験を生かして活動中。
絵本をよむとき、文字を読まない!?

金柿:今日はよろしくお願いします。ちょうど僕が「すくすく子育て」を見ていたころ、奥山さんが司会をされてましたので、今日は楽しみにしていました。

奥山:ありがとうございます。実は、子どもができたときに、絵本を読むということにすごくプレッシャーを感じていたんです。

金柿:それはどうして?

奥山:どう読んであげたらいいのかわからなくて・・・。周りのお母さんたちに聞いてみると、意外とそういう声が多いんですよ。最初の頃は、絵本のストーリーが面白いな、と思うと、そのお話を子どもに伝えたいって気持ちが先行しすぎちゃって。頑張って文字面を追うんですが、子どもも小さいのでちゃんと最後まで聞いてくれないんですよ。逆から読もうとしたり・・・。

金柿:どんどんページをめくっちゃったりして。

奥山:そうそう、そうなんです!「ここがクライマックス!」って間を貯めてるのに、どんどんめくられちゃってがっかりしたり。(笑)どうやって読んだらいいんだろう・・・絵本って深いんだなって、入り口で立ち止まってしまったんです。そんなとき、ある方に、「文字を読むな、子どもの顔を読め」というアドバイスをいただいたんです。それを聞いたとき、「なるほど!」と思いまして。

金柿:子どもの顔を、ですか?

奥山:そう。私今、息子に絵本を読むとき、文字を読まないんです。子どもの顔を見ながら、全部アドリブでしゃべって。それで、うけてるところを膨らまして勝手におはなしを作ったりしてます。例えば、『がたんごとんがたんごとん』という絵本では、我が家の家中走らせるおはなしにしたり、主人公を毎回変えたりして楽しんでいます。 絵本って、親子でコミュニケーションを楽しめるツールなんだなって思います。そう思ってはじめて、絵本って楽しいなあ〜って感じたんです。

金柿:そうですね、ツールだと思えば、子どもと楽しむことが大切なわけで、必ずしも字面を追わなければいけないことはないですからね。

奥山:それまですごくプレッシャーに感じていたのが、あ、こうやって親も遊べばいいんだ、って思えて。絵本の世界があって本当によかったな〜と思いました。

トライキッズのDVDは合の手が入れやすい?

奥山:トライキッズのDVDを家で見せていただいたんですが、絵本と同じようにコミュニケーションさせてもらいました。

金柿:普通に観るだけじゃなくて?

奥山:トライキッズのDVDって、ほどよい間があって、お母さんが合いの手を入れやすいんですよ。例えば『ねこざかな』で、ねこが登場してゆっくりゆっくり画面の中央に動いてきたら、「あ、ねこがきたねぇ〜、なにするのかな〜?」って。そうすると息子も引き込まれてきて、存分に楽しめちゃうんです。あれは計算された間なんでしょうか?すごくいいな〜と思いましたね。

金柿:なるほど、それはすごくいい楽しみ方ですね。完成された作品を受動的に観る、ということだけではなくて、お母さんやお父さんがひと手間加えるようなイメージですね。絵本って、同じ内容でも読み手の読み方によって世界が変わる面白さがあると思いますが、絵本の映像作品では動きや音楽、効果音が加わって、別の楽しみが生まれますよね。それを子どもと一緒に観ながら、合の手を入れてコミュニケーションできるってのは面白いですね。親のほうも、一緒に映像を見ながら楽しめるし。

奥山:子育てにおいて、親も楽しめるっていうことはすごく重要だな、と思うんです。育てなくちゃいけないっていう義務感にかられるよりも、せっかくの子育てなんだから楽しもうって思うと、食事の時間も、絵本の時間も、DVD観てる時間も楽しいですね。 息子の顔を見ながら、息子の好きな風船とか、トラックなんかが出てきたらすかさず「きたきた!」って思って、「この前、青い風船持ってたねー」なんて声をかけたりして。私も夢中になってますよ。コロちゃんの・・・「コロちゃんはどこ?」でしたっけ?そこにコロちゃんが隠れてるかなっていうお話も、すごくお母さんが入りやすいお話ですよね。「コロちゃん、ここにいるかなー」って。カメが出てきたときに、ナレーションの間がよくて、すぐに「カメさんだー」って言わないんですよね。ひと間あって、「あれ、だれだっけ?」って聞くと子どもが答えてくれて、私は息子の成長に感動して。(笑)正解だと言って息子を抱きしめて。(笑)いろんな角度から親子で楽しめるなーと思います。

作品のバリエーションが多くてプレゼントにしたい

金柿:トライキッズのシリーズ作品ではお気に入りはありますか?

奥山:息子は『なかよしおばけ』シリーズがお気に入りですね。これは日本の絵本ですか?

金柿:原作絵本はフランスの、デュケノワという方の作品です。

奥山:あら?フランスの作品なんですね。さすがうちの息子だわ〜(一同爆笑)私は『わたしのワンピース』。絵本も大好きでした!

金柿:『わたしのワンピース』は、女の子の心をガッチリ掴みますよね。

奥山:ミシンが出てきて、ワンピースを作るのがいいんですよ。あとは現実半分、夢半分なところが女心を掴みますね。惹かれるものがあります。金柿さんの娘さんもお好きなのでは?

金柿:好きですねー。「ミシン買って」って言われましたけど。(一同爆笑)

奥山:DVDでは、ゆっくりゆっくり絵柄が変わっていきますよね。その間がよくって、母親が「あ、ほしになったー。でも朝まで星のままだねー」とか、子どもと話しながら見れるんですよ。音楽もいいし、絵柄がかわっていく動きが映像ならではですよね。私はこれがお気に入りですね。金柿さんは?

金柿:僕は『ねこざかな』シリーズが好きです。ねことさかなが合体しちゃうってすごいインパクトなんですが、これも映像になってさらに楽しくなったと思います。BGMがハワイアン調で、ソファに寝転がって観るのがいい感じなんです。

奥山:いろんな名作絵本がDVDになってるんですね。これ、だれだれさんにプレゼントしたら喜ばれるだろうなーって、いろんな人の顔が浮かびますよ。 いろんなタイプのおはなしや音楽があるので、子どもの年齢や性別や性格によって、この子にはこれだな、あの子にはこれだなって、その子にあったタイプのおはなしを選んであげられるな、喜んでくれるだろうなーって思います。プレゼントにぴったりだと思います。

金柿:なるほど、それはいいでしょうね。まずはサンプルムービーをご覧いただくといいですね。作品の雰囲気がわかりますから。今後も続々と新タイトルが発売予定とのことで、とても楽しみです。最後に絵本ナビユーザーの皆さんにひとこといただけますか。

奥山:私みたいに、絵本の選び方や読み方に悩んでしまうお母さんも多いんじゃないかと思うんです。「文字を読むな、表情を読め」これ、ホントおすすめですよ(笑)

金柿:いいですね!今日はどうもありがとうございました。

(インタビュー終了後も、絵本談義、子育て談義で盛り上がる二人でした)

もっと、子どもとコミュニケーション!
絵本を通じて子供たちと過ごす幸せなコミュニケーションの時間。 その大切なひとときをDVDにおいても実現できないだろうか?と考え誕生したのがトライキッズレーベル。 トライキッズがあつかっている作品は、世代を超えて沢山の親子に安らぎと楽しい時間を与えてくれる名作絵本ばかり。 一方通行になりがちな映像の世界でも親子でゆっくり安心して楽しめる……そんな世界を作り出しました。

絵本の世界観を生かし、魅力ある映像化を
トライキッズは、名作絵本の世界に全編書き下ろしの音楽を加え、世界観を 損なうことなく忠実に映像化。もちろん、絵コンテや監督など、制作を担当するのは実績のある絵本の大好きなスタッフたち。 近ごろのTVアニメーションとは異なり、刺激の強い演出や効果を排除して、絵本が持つ最大の魅力である、子どもが想像をふくらませるだけの「余裕」 と「ゆとり」を映像の世界でも再現しています。

たくさんの楽しみ方
音楽と効果音のみの音声モード『よみきかせモード』を搭載。 絵本の読み聞かせをするように、画面に出る字幕にそって語りかけることができます。ご家族やお子さんがナレーターさんのように楽しめます。

バイリンガル収録
音声、テロップともに英語版も収録し、英語教育にも対応しています。 子どもたちの成長や興味に合わせて選択できるよう、日本語、英語のどちらもお話をお楽しみ頂けます。



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