あたしは、エレーナ。とうさんはガラス職人。あるときガラスをつくる古いさおを見つけた。あたしもガラス職人になりたい! だけど、とうさんたら、女の子のガラス職人なんてきいたことがないからだめだって。でも、あきらめきれないあたしは……。メキシコの太陽のように、おおらかで明るいエレーナ。その夢をファンタジックに描いた秀作。美しい色彩の絵が魅力。
色使いがとてもきれいな本です。夢をかなえるために、旅に出るエレーナのたくましさと純粋さが心を打ちます。子どもの頃に、素敵な風景、美しい色に出会うと、エレーナみたいに素敵な作品が作れるのでしょうね。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子5歳)
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