ブレイクから始まる世界の52人のイラストレーターが結集した1巻に対して、第2巻は1930年代の百花繚乱の黄金時代から現代まで。世界に先駆けた画期的な目で見る絵本史です。
私は絵は全く下手なので、絵を見ても色がきれいとか、上手だとか自分のわかる範囲でしかの理解でしかないのですが、
この本は、ご自分も絵を描かれた堀内さんの編によるものなので、制作者の生理や視点などが理解できる立場なだけに、堀内さんが感じられたもののエッセンスをこうして垣間見ることができるのは、幸せなことだなあと思います。
堀内さんが絵本を描かれる時に、影響を受けた作家さんのパロディも入っているようなので、絵本作家のことを知れば知るほど、堀内さんの絵本の世界もよくわかってくるのかもしれないと思います。
それにしても、これだけたくさんの作家の作品を見られてまとめられるというその力に感心するばかりです。
まだ見ていない作家さんのものも多く、先にこちらを読んでおいて、作品を探して見て、またこの本を見て堀内さんがどのように感じられたかを知るのはまた楽しいだろうなと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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