ハンニバルからアームストロング船長まで、歴史に名を残した有名人たちの軌跡を、迷路、間違い探し、絵探しなどで巡る翻訳絵本。
「時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで」が良かったので、迷路の作品を読んでみました。
構成は、8つの迷路と4つの間違い探しがメイン。
そして、それぞれが有名な探検家をイメージさせる場面となっています。
やはり、探検家を選択したことで、この作品は半ば成功したも同然。
探検家のロマンというのは、やはりワクワクするものだからです。
有名な探検家の足跡を辿るのですが、最初は、ハンニバル。
像を率いるハンニバルとアルプス山脈を越えるのですが、その旅路の厳しさを上手く表現している絵になっています。
その他、11名の探検家が登場するのですが、半数は知りませんでした。
巻末にある解説が、とても役にたつと思います。
「時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで」の完成度が高かったので、それに比べると作り込みが単純な感じがします。
時の迷路では、迷路も難易度の異なる2種類あったり、迷路の中に探し物があったりと、かなり凝ったものでしたが、この作品は、迷路と間違い探しという構成です。
これだと、遊びに変化が乏しく、ゲーム世代のお子さんには物足りないのではないでしょうか?
ただ、気軽の取り組めるので、迷路の入門編として良いと思います。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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