旅をつづける一匹のねずみの物語。長ぐつに乗って海をゆくねずみは、大きな客船の船員につり上げられて、南の国への新しい旅へ。
「こわれて捨てられそうなモノ」と「旅」。
ねずみにはとっても似合うなあって思いました。
いろいろなものをなおしたり、工夫したりして使うのが
大好きな夫が気に入りそうな物語だと思いました。
ものがしゃべれるようになるためには、古くなること、
こわれたり、すてられたり、つかわれなくなって、さびしい
おもいをしなければだめなのだそうです。
ちょっと切ないけれど、さびしい思いは人生を豊かに
するってことなのかな。 (ぽこさんママさん 50代・ママ 女の子10歳)
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