王さまに、魔法使いのお父さんとお母さんがいたのです。一月一日朝一時。ふしぎなうたがきこえてきて、くらやみの中からあらわれます。と──。かべにかかった絵がおちて、小さな家がとびだします。まどから、レラルリロロロ…王さま魔法ゲームの始まりです。
解説:山下篤
この本では王様の知られざる親子・兄弟関係がわかって興味深かったです。
両親がどこに住んでいるかわからなくて年に一回だけやってくるという点にびっくりしました。
また、知られざる妹がいたことにもびっくりでした。
途中の展開が「不思議の国のアリス」のようだと思いました。
また、王様が迷路のようなところに迷い込んだり、王様が小さくなっているからなのか大臣たちが大きくなっていることにも驚きました。
長編のものは謎解きファンタジーの要素があり、短編とはまた違ったおもしろさがあるように思います。
息子が大好きなシリーズです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)
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