|
レトロなイラストが印象的な絵本です。赤いリボンをつけた女の子、まりちゃんが赤いボールをもって、野原へ遊びに行きます。後ろでは、お母さんが赤いTシャツを干しながら、まりちゃんの様子を見守っています。元気よく歩き出したまりちゃんですが、つまずいてしまい、大事な赤いボールがころころと転がってしまいます。赤いボールを追いかけるまりちゃん。
「ころころころ まってまってまって」この繰り返しの文章がテンポ良く響きます。
うさぎさんがまりちゃんのボールを見つけますが、「あかいボール いいボール」と言いながら、またぽーんとけってしまいます。今度は赤いボールをうさぎさんと一緒に追いかけるまりちゃん。
この絵本では、赤いボールや赤いリボン赤いてんとうむしなど、赤が要所要所に効果的に使われており、赤いボールが絵本の中で、とても生き生きとしています。まるで命がやどっているみたいに、弾んで転がっていく様子、またそのボールをまりちゃんが追いかける様子は、小さな子どもの興味をひいてやみません。
また、繰り返しの文章がとても効果的に使われており、「ボール」という言葉が多用されているため、ボールを目でついつい追ってしまいます。子どもにとっては、とてもわかりやすい内容かもしれませんね。
娘はこの絵本を何度も何度も読みたがりました。「あかいボール いいボール」このフレーズが娘のお気に入りです。 (はんぶん×ずっこさん -・絵本紹介サイト )
|