
今は3月で梅の花が咲く頃です 春を待ちわびるおもいで この桜に心惹かれ読みました
書き出しが
きみの おかあさんの おかあさんの そのまたおかあさんが まだ子どもだった頃のお話です
(昔々という言い方でないのも 風情がありますね)
7歳の男の子 ミーノはまいにち4キロの道を歩いて学校へ行っています
村の人々の生活ぶりが 丁寧に書かれていて情景が目に浮かびます
みんな毎日 汗して働いているのが良く分かります
ミーノは お父さんと一緒に荷車で まつりの酒やらいろいろな物を買いに荷車で行くのを手伝うのです(そのころは 車もありませんし みんな歩いていくのです)
まちの様子 そこでお父さんに買ってもらった日記帳 嬉しかったことでしょう
帰り道の荷車は重くて 山を越えるのがつらかったけれども、頑張っている様子 涙が出そうになったこと 帰り道で見た おおきなさくらの木の美しかったこと その桜に励まされたこと
7歳のミーノの 忘れられないおもいでが 日記帳に桜の花びらと共に 書かれていることでしょう
お話も絵も良かったです
日本の原風景を見た思いがしました
桜の咲く頃が 待ち遠しくなりました (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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