
動物のホネを、これほど身近に感じる本は、ほかにはありません。怪獣に見えるホネは、実はクロダイの顔。食べ終えたのこりから出てきます。ホネを見ると、動物の体のつくりの巧みさに驚かされ、おかずに魚や骨付き肉が出た日には、ホネ探検を始めたくなります。食べ終えた肉や魚のホネをていねいに集めてよく見ると、動物の体のつくりの巧みさに気づき、いのちを食べていることを実感します。

盛口先生はすごい!といううわさを聞きまして、盛口先生が好きだという“骨の本”を探してきました。
わたしは元々は「骨」には何の関心もなかったのですが、こうしてたくさんの標本や骨の図解を見ているうちに、意外にもわくわくしている自分がいました。
魚のあごの骨だけでも、13種類も紹介してくれていました。
これを全部、盛口先生自身が観察して描かれているところに一番驚きました。
ひとつひとつ丁寧に描写して下さっているので、とても分かりやすかったです。
「比べてごらん?」といわれて、見比べたりするのも「エラーを探せ!」みたいで楽しかったです。
時々ちょっとした骨に関するクイズを挟んでくれているので、読み手も一緒に参加してる感があって楽しいです。
子どもたちに紹介するなら、やはりブックトークでしょうか。
高学年以上のお子さんたちへがこの本を気軽に手にしてもらえるテーマを考えてお届けできたらと思います。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子24歳、女の子19歳)
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