好奇心旺盛で,いたずら好き。欲張りで,少しずるい。
そんな11匹のねこたちは,今回も間が抜けていて,最後には失敗してしまいます。
この「11ぴきのねこシリーズ」は,息子も私も大好きで,7歳になった今も,時々本棚の奥から引っ張り出してきて読んでいます。
今回登場するのは,見たこともない水玉模様の猫。実は宇宙猫で,宇宙船が壊れて困っています。
今回は,猫たちも良いことをするのかなと思って読んでいくと,いつものように段々と欲の皮がつっぱてきて・・・。
猫たちの無邪気さ(別の見方をすれば,欲望に忠実なところ)が本当に愉快です。そこが子供にとって,魅力的なのではないでしょか。
このシリーズは,そんな猫の持つマイナスの面を描きながら,全然嫌みがないところが凄いと思います。(逆に,説教臭くならないところも凄い)
そんな所が,時代が変わっても読み継がれる原因なのではないでしょうか。