「ゆめみるたっちゃん」 みんなの声

大好きな絵本作家であり、詩人であり、訳者でもある工藤直子さんと、味のある絵を描かれる広瀬弦さんのコンビの絵本☆
ということで・・・かなり、期待して、読んでみました。

あるひ　あるとき
うみなかまち　サンゴどおりの　いっちょうめ
さざなみようちえんの　みんなが
｢おおきくなったら　なんになる？」と
はなしあったとさ

さすが詩人！リズミカルな始まりで、期待感に胸が膨らみ・・・主人公＝タツノオトシゴのたっちゃんが、一体何になりたいのか？興味深々で、ページをめくります。

たっちゃんがなりたいものは、なんと、『で〜〜〜っかい　りゅう』なんですって！

でも、その後の繰り返しが、しつこいくらい長いんです〜。
読んでる私は、ちょっと飽きちゃった（苦笑）。

最後に登場する、『で〜〜〜っかい　りゅう』は、確かにかっこいいんですけどね〜。
そこに辿り着くまでが、やや単調で、もう一展開あればな〜と、思ってしまいました。
というわけで、ちょっと辛口評価、お許しください。

綺麗でかわいい絵が好きな長女ですが・・・どちらかというと逆タイプのこの絵に関しては、けっこう気に入ったみたいで、意外でした〜！

このお話は、タツノオトシゴの子供が龍に憧れていて、大きくなったら龍になりたいと願うお話でした。何日間の間に、このタツノオトシゴの子は龍の一部と出会って、最終的に龍の本体に会うことができました。その龍は虹色のきれいな竜でうちの子もこの龍の素敵さに虜になっていました。

「おおきくなったら、なんになる？」

イカのいっちゃんは、「うちゅうロケットになるぜ。」
タコのたくちゃんは、「サッカーボールだい。」
「はなに、なろうかしら？ほしがいいかしら？」と迷っているのは、
ヒトデのひいちゃん。
そして、主人公のたつのおとしごのたっちゃんは･･･

今年は辰年。
年中クラスの最初の読み聞かせに、友だちがセレクトしました。
ちょっと、繰り返しが多いかな？
と、心配したとおり、ちょっとだれ気味。
繰り返しがしつこかったかしらと思いました。

たっちゃんは可愛いし、
途中途中に出てくる対比の絵も面白かったし、
最後に登場するでっかい龍は、かっこよかったけど。

繰り返しの好きな子にはいいのかもしれない。