「かっぱのサルマタ」 なかなかよいと思う みんなの声

サルマタって今の子供達にはあまり馴染みのない召し物ですね
絵本なので、これがそうかと思うようですが・・・
しかしそれをカッパが身につけると大王になってしまうなんて、なんて単純な世界！
それにしても女性と言うのは「妃」と扱われることに欲がが出てくるのでしょうか、大王を譲ることに反対した奥さん・・・
ちょっぴり女のいやらしさを垣間見た気がします
今度は人間が見習う時との締めくくりは、案外当てはまるのかもしれません

「かっぱのサルマタ」とは、レトロな題名だと思っていたら、1902年生まれの住井すゑという作家の作品でした。絵は佐野洋子です。

かっぱの親方は、平和な暮らしに飽きて、冒険がしたくなり、人間の子どもが水遊びをしている間に脱いだサルマタを手に入れ、かっぱの大王となります。

消費社会や人間の業の深さを風刺しています。かっぱの中で1番偉くなるよりも、家族仲良く暮らすのが一番かなと感じさせてくれます。