宮沢賢治の絵本 貝の火 宮沢賢治の絵本 貝の火
作: 宮沢 賢治 絵: おくはら ゆめ  出版社: 三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
親子のひばりは、沢山おじきをして申しました。 「これは貝の火という宝珠でございます。 王さまのお伝言ではあなた様のお手入れ次第で、この珠はどんなにでも立派になる

はなびやさんの公開ページ

はなびやさんのプロフィール

ママ・50代・愛知県、男の子16歳

自己紹介
良い本って何だろう?と思います。子どもの喜ぶ本、大人がいいと思う本、お話会での読み聞かせに向く本、自分の好きな本、いろいろな視点があると思います。その時その時に自分が感じたことを大切に書いていきたと思います。

レビューを書くよりも評価をつけるのがとても難しいと感じることがあります。最終的には自分の好きな本という視点ですが、本一冊がこの世に送られる時に作家さんだけでなく、多くの人の熱意があるというのを知っているだけに、その辺はいつも複雑な気持ちになります。

2010年6月12日に4000件達成しました。いつも読んでくださってありがとうございます。
好きなもの
子どもの頃から好きなのは佐藤さとる、安房直子、ファンタジーが好きです。思春期の子どもの心の揺れを描いたカニグズバーグや、子どもの心を大切に描いたケストナーも。
絵本ナビに参加するようになってから、気になる作家が増えました。
たかどのほうこ、二宮由紀子などです。
投稿し始めた頃は息子がおもしろい本を好む時期だったこともあり、おもしろ系を選んでましたが、今は日本語の美しいものを中心に読むようにしています。
ひとこと
子どもと絵本を読むのがとても楽しいです。同じ時間を共有し、感想を話し合う、家族で共通の話題が持てるのがいいなと思います。子どもが絵本を選ぶ時期というのは難しいと思います。早すぎても遅すぎても子どものアンテナに引っ掛からないので。絵本ナビで「こんな本の感想はないだろう」と思って検索しても少なくとも一人は読んでいらっしゃる方がいて、毎回驚かされます。2007年5月下旬から投稿を始めました。良い作品なのに埋もれてしまっている作品をできるだけ紹介しようと思います。私のことをお気に入りメンバーとしていらっしゃる方がいることを知りました。ありがとうございます。
ブログ/HP
ブログでの紹介ではありませんが、レビュー投稿を通して、被災地の子どもたちへのエールを送れたらと思います

お気に入りメンバーとしていつも読んで下さっている皆様方、なかなかレビューが書けずにすみません。仕事を始めました。昨年のレビュー数を見てあまりの少なさに愕然。今年は100件は超えるよう頑張ります。



はなびやさんの声

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なかなかよいと思う 無関心は罪なのか?  掲載日:2018/8/7
かさをささないシランさん
かさをささないシランさん 作: 谷川 俊太郎
絵: いせひでこ

出版社: 理論社
何かを訴えかけるような、そして挑発をしているかのようにも見えるタイトルのデザインが目を引く本です。デザインは杉浦範茂さん。

ごく普通の恵まれた暮らしをしているシランさん。そんなシランさんがかさをささない罪で憲兵に拘束されます。

平穏な日常から急転直下、自由のない世界へ。こんなことがあったら本当にこわいです。

薄い絵本なのに、訴えかけるインパクトがあります。シランさんのように遠い世界で起きていることに無関心であることは罪なのでしょうか?冤罪になった時の身の処し方はあるのでしょうか?読んだ後も心のざわざわが止まらない後を引く本です。
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なかなかよいと思う 戦争が奪うもの  掲載日:2018/7/27
靴屋のタスケさん
靴屋のタスケさん 作: 角野 栄子
絵: 森 環

出版社: 偕成社
戦争が奪うもの。それはi命だけでなく平和な日常の小さな営みだ。赤い靴の話をわたしに語った時の「まだ平和な時だったな」が切なく響く。

戦争のむごたらしさ、悲惨さを詳細に克明に描いている訳では決してないが、ストーリーの中から湧き出てくるような悲しさがある。

角野さんが書かずにはいれれなかった作品なのだろうなあ。
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自信を持っておすすめしたい 運命の犬  掲載日:2018/7/25
走れ、風のように
走れ、風のように 作: マイケル・モーパーゴ
絵: マイケル・フォアマン
訳: 佐藤 見果夢

出版社: 評論社
この犬を飼うことになった飼い主にとっては、出会うべくして出会った運命の犬。

出会った瞬間から惹きつけられ互いに信頼を寄せあうことができ、犬から自らの運命を変える勇気をもらう。

犬でなくてもこんな出会いができたらどんなに幸せだろうと思う。だが、犬に課せられた運命は過酷なものだった。生々流転もこの犬の運命だったのだろう。

私たちが見逃してしまうような記事や歴史から題材を得て、見えない物語を見出すモーパーゴの魅力にまたしてもやられました。

もっと他の作品も読んでみたくなります、
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自信を持っておすすめしたい 生き延びるとは  掲載日:2018/7/20
いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて
いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて 著: フランシーヌ・クリストフ
訳: 河野 万里子

出版社: 岩崎書店
訳者あとがきで紹介されている読者からの感想に一気に読んだとあったが、少女の時の記憶をたどりながらの訥々とした語り口、歴史的背景をしらないと理解できないこともあり、時々立ち止まってしまい、一気には読めなかった。

際限のない地獄絵図。空腹、チフス、汚物、シラミなど冷静に淡々と事実を語っているが、この状況下で生き延びられたのは奇跡としか言いようがない。

戦争物を読んでいると思うことだが、辛すぎる体験は体全体で記憶する。それは生き延びるための防衛本能かもしれない。

同じユダヤ人でも生まれおちた国、ホロコースト時にいた国、文化圏で考え方も扱われ方も違う。ナチスに連行された時点で、子ども時代が終わってしまうというのは『アウシュビッツの図書係』とも共通する。

子ども時代が終わるというのは、自分で考え自分で選択して生きるとイコールのことであり、危機が迫った時に何を選択するかその積み重ねで運命が動いていく。それ以外にも、生まれ持った体質・精神の強さなどもあるが、何がどう幸いし生き延びることができたのはもう人知の及ぶところではなく、神の範囲なのだと思う。

生きること、戦争、貴重なホロコーストの手記である。
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なかなかよいと思う 情報の多い時代に  掲載日:2018/6/18
かえたい二人
かえたい二人 作: 令丈 ヒロ子
出版社: PHP研究所
情報が豊富な時代だ。何か調べたいことがあればすぐに出てくる。
たとえば成績アップでも、自分の状況に合わせてカスタマイズすることだって可能。

その反面、息苦しさもある。選択肢が多い中どれを選択すれば浮かないのか。そんな時代を空気感のうまく取り入れながら、物語は進行していく。

新しい学校でリセットを願う穂木。先に転校しクラスで浮いた存在になった陽菜。クラスの空気を牛耳る萌奈。

女の子同士のつきあいの面倒くささ、クラスの中でどのグループにいていかにいじめられないかは、学校の中ですべての子どもが抱える死活問題。

ともすれば重くなりがちなテーマだが、読みやすくスピード感のある文であっという間に読め、痛快なラストだった。

YAジャンルだが、友だち関係に悩む高学年の女の子にもよさそうだ。
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自信を持っておすすめしたい 知っている地名があるとなお楽しい  掲載日:2018/6/11
こんぴら狗
こんぴら狗 作: 今井 恭子
画: いぬんこ

出版社: くもん出版
病気平癒祈願の道中記が犬の目線で描かれています。

私が一番共感を持って読めたのは、目の見えない子どもと母親の道中でした。

ちょうど、愛知の佐屋(愛西市)、有松(名古屋市緑区)万場(中川区)などが出てきて土地勘もあるだけに情景が目に浮かぶように臨場感を持って楽しめました。

睦月の旅を江戸時代の地図を使ってたどってみても楽しそうです。

長い距離なので、当然楽しいだけではありません。助けてくれる人、そうではない人、人々の生活の機微が伺えました。

3年をかけたという労作です。夏休みに江戸の情緒に浸ってみるのもよさそうです。
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自信を持っておすすめしたい 使えます  掲載日:2018/6/10
なにのあしあとかな
なにのあしあとかな 文・絵: 藪内 正幸
出版社: 福音館書店
図書館では赤ちゃんコーナーにあったのですが、
問いかける形だし、参加型として使えると思い、小学生に試してみました。意外や意外、6年生も答えに窮していました。

「だってあしあとって見たことないもん」と。確かにそうですね。

犬や猫の足裏は見ることができますが、その他の動物のあしあとって見たことがないです。読み聞かせのあと一冊何にしようと思った時に使えます。ぜひ、お試しあれ。

私も自分用にほしいです。
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なかなかよいと思う 知らない世界のプロの仕事  掲載日:2018/6/5
一〇五度
一〇五度 著: 佐藤 まどか
出版社: あすなろ書房
椅子のデザイン、素材、作る工程、携わる人たち。一つのものを作り上げるまでがよくわかる内容。

最後、こういう形で終わるのかと思ったのも事実で、真が今後どう成長していくのかがわかる続編を期待したいです。

作者がプロダクトデザイナーということで、知らない世界のプロの仕事を垣間見ることができました。

普段の勉強とやりたいこととの両立という点や進路を考えることは、中高生の共通のテーマなので、共感しやすい話だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 自分を変えていく力  掲載日:2018/5/28
わたしがいどんだ戦い1939年
わたしがいどんだ戦い1939年 作: キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー
訳: 大作道子

出版社: 評論社
親子関係がむずかしいのは、それが切っても切れないものだからだ。

絆の意味の中に「ほだし」という動物をつなぎとめる綱という意味がある。主人公のエイダと母の関係は、人間の親子というよりは、飼育されている動物との関係に近かったのでは?と思ってしまうほどだった。

束縛と従属、内反足であることを理由に、行動を抑制されなんの治療も受けないまま生活をする。排泄はバケツの中。そんな生活はは人間としての尊厳を奪ってしまうだろう。

エイダは疎開列車で現在の生活から脱出を図るのだ。虐待を受けてきた子どもが普通の生活を獲得するのは並大抵ではないことをこの話は教えてくれる。

無知や迷信がまだまだ残る時代、そして戦争が生活を脅かしていく時代に、たくましく自分を変えていこうとする少女の姿に勇気をもらった気がした。

エイダを見守るスミスさんや村の大人たちの関わりもいい。
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なかなかよいと思う どっちに寄り添って読むのかな?  掲載日:2018/5/11
くりぃむパン
くりぃむパン 作: 濱野 京子
絵: 黒須 高嶺

出版社: くもん出版
お父さんと暮らす日のために、せっせと小遣い稼ぎをする未果。

ヘンリーくんシリーズでもヘンリーくんが小遣い稼ぎをする場面が出てきても明るい感じですが、日本だとお金のことを話題にすること自体のイメージが良くないこともあり、マイナスのイメージに取られてしまうというか、小学生の中でみんなと違うって日本だと浮いてしまう方向なのはわからなくもないです。

子どもの貧困が透けて見える話で、恵まれすぎている香里の方が、大人たちに大事にされている香里に嫉妬してしまうのは読みながら、違うんだよ早く気づいてと思いました。

2人がひいおばあちゃんといると時間の流れがゆったりしていて「魔法の時間が流れるところ」というのは、微笑ましくていいなと思ったところです。

いつも明るい未果がこらえきれなくなった場面、もらい泣きしそうになりました。

子どもたちは、未果、香里どっちに寄り添って読むのかな?タイトルのくりぃむぱんがそこここでいい感じで出てきます。
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