子どもの頃からとても気になった伝記は
『ナイチンゲール』と『ジャンヌ・ダルク』だった。
二つに共通して出てくるのは、
神の啓示ということ。
背景にキリスト教があってのことと思われるが、
大人になった今もまだこの啓示の場面がくると
ぞわぞわした気分になるのだ。
子どもの頃は、大人になったら自分にも
神の啓示がやってくるのではないかなど、
途方もないことを夢想していた。
そして、今読んで気になった言葉は、
「行動することです。そうすれば神も行動されます。」
ジャンヌ・ダルクのように、戦地で私は戦うことはないが、
子どもと本、図書館などに危機が訪れたら
真っ先に静かな闘いを繰り広げそうな私である。