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70年近く前、まだ女性が学ぶことが一般的ではなかったアメリカで、苦学の末に大学を卒業したルース。平等な世の中を求める裁判に多く関わり、最高裁判所の判事となったルース・ギンズバーグの伝記絵本。
11歳長男と読んだ一冊です。
まだ女性が男性と同等の権利を認められていなかった時代に奮闘した
一人の女性の物語です。
女性というだけで、勉強の機会や就職の機会が男性より少なく
また、就職しても子供がいるというだけで差別される世の中。
同じ働く女性として読んでいて心が苦しくなりました。
それでも、病気の夫の世話、育児、仕事、
全てに120%打ち込んできたルースさんの人生には
本当に頭が下がります。
私には無理〜。
まさに天が遣わせたと人材だと思わざるを得ません。
(といって、私は違うからと現実逃避・・・)。
息子も、このような時代に孤高奮闘した女性の生き様を目にし、
法律というものがあってもそれが文面通りにはいかない現実を
感じることができたようです。
最後のあとがきまでしっかり読んで、
ルースさんがまだご存命であることも確認!
そんな偉大な方の人生を息子と一緒に絵本で読むことができて
嬉しく思いました。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子6歳)
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