おばけのぼんちゃんがつくるアイスクリームほど
食べるのがもったいないアイスはない
新婚旅行で行った北欧
季節が初夏だったためか、町の中にぽつぽつと
小さいアイスクリーム屋さんが登場していた
短い夏を楽しむ国の短い期間限定のお店
ヘルシンキの湖のほとり
水色の小さいアイスクリーム屋さんで
注文したストロベリーアイス
どんな味がするんだろう??ワクワクして
ひと口
そのワクワクした気持ちがもったいなくって
なかなか進まなかったのを思い出した
そんな大人でさえウキウキ、ワクワクした気持ちにさせてくれる
アイスクリーム
ぼんちゃんのアイスクリームはそれだけじゃない!!
『はーい ふたごのはとさんアイスです』
みんなにそっくりのアイスにしてくれる♪♪
なんて幸せなんでしょう
読んでいるこっちがほっこりするお話
まだ、離乳食一回食の娘にはもちろん
このアイスクリームのウキウキ、ワクワクはわからないはず
でも、ページをめくるたびにぼんちゃんがくれる
動物たちのアイスを見て、動物たちのように
娘はホントにうれしそうな顔をする
『みんなぼんちゃんのアイスクリームがだいすきです』
そう、読んだ後必ず
「ぼんちゃんに今度、あーちゃんのアイス作ってもらおうね」
最後の見えない一行がこの本のおしまいの合図
すると、ふてくされる娘に
『おばけのぼんちゃんはもりで…』
とはじめてしまうのでした