息子が幼稚園の本棚から選んで借りて来ました。
小象のベノが大好きな親友フレディとお別れに・・。
さみしくてどうしたらいいか分からないベノは物知りなふくろうさんに
相談し・・・。
ベノがだいじな親友との別れを受け入れ、その寂しさを癒し、
また心が外に向かって開かれていく様子が丁寧に描かれています。
「おたがいがだいすきで、かおをみるだけで、いまなにをかんがえているのか わかるくらいでした」
ここを読んで、ベノとフレディがどんなに仲が良いか分かりました。
大人でも、こんなふうに付き合える相手は何人もは居ませんよね。
そんな存在を失ったベノの寂しさ・辛さ・空虚な感覚もまた伝わってきました。
大切な人との別れはどんな形であれ、これからわが子も体験していくはず。
そのときにベノのように「心に部屋を作って」また
新しい出会いに向かっていけたらいいな。
友情にも親子にも恋人にもあるようなお話で。
こちらまでしみじみ考え込んでしまいました。
「○○くんと遊びたいんだ!」と最近お友達へのこだわりが強い
年中の息子も、別れのシーンではショックを受け
神妙な顔で聞いていました。
お友達との付き合い方を考える・・なかなかタイムリーな絵本だったかもしれません。