「「和」の行事えほん2 秋と冬の巻」 １０歳のお子さんに読んだ みんなの声

「和」の行事絵本、秋・冬編は、９月から２月までの季節の行事等が描かれています。
春・夏編とはうって変わり、秋色の落ち着いた色彩が印象的でした。
そして登場人物紹介の服装も秋・冬ものに替わり、あら！きつねのツネちゃんの家では赤ちゃんが生まれたのですね（＾＾）

ちょうど今の時期にピッタリだったので、息子と一緒に「この間、おはぎ食べたよね」、「スーパームーン、綺麗だったね」と話をしたり、「早くお正月来ないかな〜」と今から楽しみにしたり。

そして、この絵本を見て、懐かしい行事を思い出しました。
亥の子、私の地元で小さい頃に毎年あった行事です。石に何本も縄が付いていて、それを子どもたちが歌いながら地面をつくものです。
まだ残っている地域もあるようで、これからもずっと続いてほしいなと思いました。

日本は四季に恵まれ、季節によって実に様々なお祭りや行事、また旬の食べ物や草花等を楽しむことが出来ます。
当たり前のようでいて、実は世界中で日本のように季節を肌で感じ、季節の移り変わりと共に暮らすことの出来る場所はそう多くないことを知りました。
改めて、日本に生まれて良かった、日本人で良かったと思いました。

挿絵もとても細部まで描かれていて、その美しさに見惚れるほど。
英語版も出版されているそうで、これは外国の方も喜ばれるだろうなと思いました。
日本の美しさや暮らしぶりの豊かさなどが、存分に詰まった１冊です。

１冊目は、ドイツ人のお友達のお子さんへ、クリスマスプレゼントとして送りました。日本の伝統や風習などがわかりやすく表現されていて、日本とは全く違う文化を持つ海外の方には、老若男女を問わず、大変興味深く読んで頂けたと聞きました。２冊目は、自分と子供達のために購入しましたが、職場でインターンシップのために滞在した大学院生へ、帰国時にプレゼントしました。日本滞在中の経験を帰国後に家族や友人にお話する際にも、自身が撮影した写真にプラスしてこの本を用いることで、より日本文化への理解が深まると思います。まだ3冊目の購入に至っていませんが、時間を作って、子供達と一緒にゆっくりと読みたいと考えています。長く読み続けることのできる価値のある本だと思います。