子どもが「幼稚園で読んでもらったから、もう一度読みたい」と言って、図書館で自分で探し出して借りてきました。
正直「よめいり」という言葉のもつめでたさは、ありません。
それよりも、「虹の橋を渡っているきつねがふと、消える」という表現から私は死をイメージしました。
その後、きつねの母親の行動によって、きつねは嫁に行ってどこかで元気にやっているという想像がつくのですが。
おじいさんの表情などから「どうすることもできない永遠の別れ」の苦しみが伝わってきて、予想外に重いテーマの絵本です。
楽しい、かわいい話ばかりではなく、こういう本が心に響いた子供の成長には驚きました。