6歳になった孫娘。
 しきりに長めのお話絵本を持ってくるようになりました。
 そのうちのお気に入りの一冊。
 多分この夏の楽しかったプールや海を思い出しながら、れいぞうことその家族のやりとりを存分に楽しんでいる様子です。
 1 れいぞうこ おこる
 2 れいぞうこ たのしむ
 3 れいぞうこ ねごとを いう
 導入、展開、エンディングとテンポよく進むストーリーに、すっかり身近になった長谷川義史氏描く愉快な家族がマッチするとともに、擬人化されたれいぞうこが家族の一員へと不自然でなくなってくるのが見事です。
 およげるようになったおかえしに、こんどは、ぼくが、れいぞうこになにかおしえてあげようと思うラストは、夏の体験が子どもを成長させることを感じさせ、成長著しい昨今の孫の姿と重なります。